ロッドエンド(rod end)とは、軸受(ベアリング)の一種で、人間の体で言えば関節のような動きが可能で、主に様々な方向から掛かる荷重に耐えられるように設計されています。小さな装置機器から大型の建機まで、リンク機構を利用しているものに幅広く使われます。「球面すべり軸受」、「ロッドエンドベアリング」とも呼ばれています。
ロッドエンドは、ねじの加工されたホルダ、穴の開いた球面内輪、ホルダと球面内輪の間のブッシュで構成されています。ホルダ構造はおねじとめねじの製品があり、用途によって使い分けます。球面内輪とブッシュの間の滑りにより、両部品がある範囲の相対動作が可能となります。
ロッドエンドは滑り面の種類によって「給油式」と「無給油式」に大別できます。