白熱電球とは?
白熱電球は、内部のフィラメントに電流を流し、高温に加熱して発光させる電球です。白熱ランプとも呼ばれ、電源を入れるとすぐに点灯し、電圧を調整することで明るさを変えやすい特徴があります。一般照明用のほか、機器用電球、表示灯用電球、ミニチュア電球など、電圧、口金、外形の異なる製品が販売されています。制御盤、測定器、工作機械、車両、信号機器、保守対象となる既存設備などで使用されます。
白熱電球の仕組み
白熱電球は、ガラス球の内部にあるタングステン製フィラメントに電流を流し、電気抵抗によって生じる熱で発光します。内部を真空にするか不活性ガスを封入することで、高温になったフィラメントの酸化や蒸発を抑えています。電圧が変わると、明るさ、消費電力、寿命も変化します。そのため、機器が指定する定格電圧で使用することが重要です。
白熱電球とLED電球の違い
白熱電球は、フィラメントを加熱して発光するため、暖かみのある連続的な光が得られます。調光回路や既存設備との相性がよい場合もあります。一方、消費電力の多くが熱となり、一般にLED電球より寿命が短いのが特徴です。
LED電球は半導体素子を発光させるため、同程度の明るさでも消費電力や発熱を抑えやすく、長寿命です。ただし、低電圧機器、表示灯、調光回路では、電圧、極性、寸法、点灯回路によって置き換えられない場合があります。交換時は口金や外形だけでなく、機器の電気仕様も確認して選定します。
白熱電球の種類
白熱電球は、定格電圧、外形、用途によって分類できます。
- 12V白熱電球:DC 12VまたはAC 12Vの低電圧回路で使われ、車載機器、測定器、制御装置、表示灯などに適しています。
- 24V白熱電球:DC 24Vの制御回路や産業機器で広く使われ、制御盤、工作機械、表示装置、車両設備などに用いられます。
- 28V白熱電球:航空機器、車両、通信機器、計測装置など、28V系の電源を使用する設備向けの白熱電球です。
- ミニチュア電球:小型のガラス球と口金を備え、操作パネル、計器、懐中電灯、模型、電子機器など、限られたスペースで使用されます。
- 機器用電球:特定の装置や機械への組み込みを想定したタイプです。定格電圧、消費電力、口金、寸法を機器の仕様に合わせて選びます。
- 表示灯用電球:押しボタン、表示灯、警告灯、操作盤などの内部光源として使われます。色付きレンズと組み合わせる製品や交換用ランプがあります。
白熱電球の選び方
白熱電球を選定する際は、電圧、口金、寸法、明るさ、使用条件を確認します。
- 定格電圧:6V、12V、24V、28V、48V、100Vなどから、機器側の電源電圧と一致する製品を選びます。電圧が合わないと、暗くなったり寿命が大幅に短くなったりします。
- 口金と接続方式:E10、E12、E14、BA9s、BA15d、ウェッジベースなどがあります。ねじ込み式、バヨネット式、差し込み式などの取付方法も確認します。
- 消費電力と明るさ:0.5W、1W、2W、5W、10W、25Wなどから、必要な光量と機器の許容電力に合う仕様を選びます。表示灯では、明るすぎると発熱が増える場合があります。
- 外形と用途:球形、管形、ミニチュア形、パネル表示灯用、車載用、機器組込用などを比較し、電球径、全長、発光位置が取付部に収まるか確認します。
- 寿命と購入条件:定格寿命、耐振動性、使用温度、調光対応、交換頻度などを確認します。通販では、メーカー、販売単位、入数、在庫、対応機種、価格も比較します。
白熱電球のメーカー
白熱電球は、一般照明用から産業機器の交換用まで、複数のメーカーやブランドから販売されています。
- RS PRO:低電圧機器や表示灯に使用するミニチュア電球、各種口金の白熱電球、交換用ランプを扱っています。
- Orbitec:照明機器や産業設備向けに、電圧、口金、形状の異なる白熱ランプや特殊用途ランプを提供しています。
- EAO:押しボタンや表示灯などの操作機器を展開し、対応製品に使用する交換用の白熱電球や照光部品を扱っています。
- Eaton:制御盤や産業設備向けの表示灯、操作機器とともに、照光ユニット用の交換電球や関連部品を提供しています。
- Osram:一般照明、自動車、機器組込、信号用途などに対応する白熱ランプや特殊用途電球を展開しています。
- Omron:押しボタンスイッチや表示灯に組み込む交換用ランプを扱い、制御盤や装置の状態表示に対応しています。