レゾルバ-デジタルコンバータは電気式装置で、レゾルバセンサ信号を変換して、回転シャフトの角度と速度に対応するデジタル値を出力します。
このタイプのコンバータは、正弦波 / 余弦波信号を使用して動作し、レゾルバとマイクロプロセッサの間のインターフェイスを通じて、モータシャフトの角度位置と回転速度をデコードします。
このコンバータは、2次フィルタを使用したタイプIIトラッキングループを利用して、速度の計算を実行します。このフィルタは、一定速度の信号に対して定常誤差がゼロになるように設計されています。コンバータは両方の入力をサンプリングして、デジタルデータを追跡ループに出力します。
このタイプのコンバータの中には、障害検出センサを搭載して、レゾルバ信号の損失、 範囲外の入力信号、 入力信号の不一致、 又は位置追跡の損失を、回路で検出できるようにしているものもあります。
このコンバータは、自動車産業や産業セクターなど、正弦波 / 余弦波ラインに高周波ノイズが誘導される、ノイズの多い環境で広く使用されています。
レゾルバ-デジタルコンバータは、次のような用途で使用されます。
エンコーダエミュレーション
内蔵のスタータ発電機 / オルタネータ
車載モーション検知及び制御
DC / AC サーボモータ制御