メスシリンダーとは?
メスシリンダーは、液体の量を測定するための縦に細長い円筒状のラボ用機器です。転倒を防ぐ広い底板と注ぎ口を持ちます。液体を入れて側面に目盛りを読み取ることで体積を測ることができます。
容量と使い方
メスシリンダーの容量について、一般的に10ml、50ml、100ml、500ml、1000mlから選べます。容量によって1目盛りあたりの体積量ならびに測定誤差は異なります。メスシリンダーで測る際は、平らなところに置き、目と液面を同じ高さにして目盛りを記録します。
メスシリンダーの材質
メスシリンダーの材質はガラスもしくはプラスチック(PMP、PPなど)です。
- グラス:グラス製メスシリンダーは、強度があり、透明性が高く、耐薬品性が高いなどの特長がありますが、物理的な衝撃により破損しやすい。
- PP(ポリプロピレン):一般的に使用されています。優れた耐摩耗性と耐薬品性があります。
- PMP(ポリメチルペンテン):PPと構造が類似し、優れた耐熱性と耐薬品性があります。高い透明性とガス透過性も大きな特徴です。
メスシリンダーの用途