RF検出器とは?
RF検出器は、RF回路の出力に応じて、その電力に比例した直流電圧を出力します。
無線信号ではRF電力が主要な計測単位になっています。通信を維持するために、レシーバでは信号強度が重要になります。
RF検出器は、主に無線システムのRF電力を計測して制御するために使用します。
RF検出器にはどんな種類がありますか?
RF検出器には大きく分けて2種類あります。
対数型: 入力RF電力を、入力に対して対数に比例した直流電圧に変換して出力ます。
RMS型: 信号の実効値(RMS値)に比例した直流電圧を出力します。
RF検出器の選びかたは?
使用する検出器の種類を決める場合、計測するRF信号の種類が最も重要な要因になります。最も一般的な用途である電力計測及び制御では、出力が対数タイプの製品が便利です。またパルス型のRF信号でも、応答時間が速いため対数タイプが適しています。信号の波高率(波形の計測値は、信号のRMS値に対するピーク値の比率)が高い用途や波高率が変動する用途では、RMS型が適しています。
RF検出器の用途
送信 / 受信の電力計測
入力保護
反射減衰量計測
RFパルス検出
計測器での高精度RF電力計測
素材分析
医療
セキュリティシステム
交通管理
すべての無線周波数(RF)信号を検出したりRF信号の計測にRF検出器は適しています。