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      • 発行日 2023年2月8日
      • 最終変更日 2024年1月18日
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    HDMIケーブルガイド

    HDMIケーブルの使用方法と各バージョンの用途については、弊社の包括的なHDMIケーブル・ガイドをご覧ください。

    HDMIケーブルとは?

    HDMI cHDMIケーブルは、ブルーレイ・プレイヤー、PVR、テレビなど各種HD機器に接続し、オーディオおよびビデオを転送するために使用します。

    以前はSCARTケーブルがこのような目的で使用されていましたが、HDMIの開発によって、エンターテイメントに最適なHDサウンドと映像の転送が可能になりました。用途に応じてさまざまなHDMIケーブルから選択できますが、4KテレビやHDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)をサポートするのは最新モデルだけです。このガイドでは、最適なHDMIケーブル購入オプションを紹介します。

    HDMIは何の略語ですか?

    HDMIはハイ・デフィニション・マルチメディア・インターフェース(High-Definition Multimedia Interface)の略語です。これは、非圧縮ビデオ・データおよび圧縮/非圧縮デジタル・オーディオ・データを、HDMIソース・デバイスから各種オーディオ/映像システムに効果的に転送するための専用オーディオ/ビデオ・インターフェースです。今日のシステムの大多数は、HDMIケーブル経由でしか接続できません。HDMIは、商用AV分野で使用されていて、ホーム・エンターテイメント・システムに広く使用されているケーブル接続です。この1本のケーブルによるソリューションによって、ゲーム・コンソール、セットトップ・ボックスなどのデバイスをテレビ画面に簡便に接続できます。

    HDMIアダプターおよびコネクタの種類

    HDMIポートがあるデバイスに必要なことは基本的なケーブル接続だけです。しかし、HDMI接続をカスタマイズし、特別な HDMIアダプター の要件を満たすために使用できるさまざまなアクセサリーがあります。たとえば、小型のポートを備えたポータブルHDMIデバイスの接続にはアダプターが必要です。アダプターは、旧型の電気デバイスの接続にも一般的に使用されています。

    正しいアダプターを使用すれば、次の接続タイプをHDMIに変換できます。

    • DVI
    • VGA
    • DisplayPort

    また、HDMI接続には、オス・バージョンとメス・バージョンがあり、使用する環境に合わせたさまざまなタイプがあります。ほとんどのケーブルで使用されているのはHDMIタイプAであり、その他のバージョンはあまり使用されていません。たとえば、ホーム・エンターテイメント・システム、テレビ、コンピューターのモニターでは、一般的にHDMI Aケーブルが使用されています。旧式のHDMI接続タイプは徐々に使用されなくなっています。

    HDMIコネクタ は、オーディオ/映像機器を接続するための標準インターフェースです。これは、テレビ、ブルーレイ・プレイヤーなどのデジタル・デバイスでは一般的で、さまざまなHDMIケーブル・タイプの接続を可能にするさまざまなポートが設置されています。デバイスを接続するときは、必ずHDMIケーブルをしっかりと安全に接続することが重要です。

    HDMIコネクタのさまざまなタイプを示す便利な図を以下に示します。

    HDMI Adapters and Connector Types
    HDMI Connector Type A

    標準HDMIコネクタ(タイプA)

    この標準HDMIコネクタは、最も広範にわたる各種デジタル・オーディオ/ビデオ接続に使用されています。プラグ(オス)コネクタの外寸は13.9 x 4.45mmで、レセプタクル(メス)コネクタの内寸は14 x 4.55mmです。タイプAアダプターは19ピンで、SDTV、EDTV、HDTV、UHD、4Kの各モードの転送が可能です。

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    デュアルリンクHDMIコネクタ(タイプB)

    このタイプのコネクタではデュアルリンクDVD-Iビデオの転送も可能です。ただし、タイプB HDMIコネクタは、メインストリーム・コンシューマー製品では現在使用されていません。その理由は、HDMI 1.3の開発によって、シングル・リンク速度が高速化されたためです。それでもなお、電子機器の仕様でタイプBアダプターの記述を目にすることがあるかもしれません。

    HDMI Connector Type C

    mini HDMIコネクタ(タイプC)

    このmini HDMIコネクタは、寸法が10.42 x 2.42mmとタイプAコネクタより小型です。それでも19ピン構成です。このmini HDMIアダプターは、一般的にDSLRカメラ、カムコーダー、大型タブレットなどのポータブル・デバイスの接続に使用されています。Type A to Type Cケーブルを使用するとタイプAコネクタに接続できます。

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    HDMI Connector Type D

    micro HDMIコネクタ(タイプD)

    タイプD HDMIコネクタは、最小のコネクタで、タイプAとCのHDMIコネクタより小型です。それでも19ピン構成です。ただし、マイクロフォーマットの制約のため、フォーマットが若干変更されています。このコネクタの寸法は5.83mm x 2.20mmで、micro-USBコネクタのサイズに近く、HDMIタイプAプラグやソケットよりもかなり小型です。

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    自動車接続システム(タイプE)

    タイプE HDMIコネクタは、自動車での用途専用に設計されました。これは、HDMIバージョン1.4と同時に導入されました。

    DVI-HDMIアダプターとコネクタ

    このアダプターは、DVIをHDMI出力に変換できます。これは、HDTVゲーム、ホームシアター・エンターテイメントなどの用途に最適です。DVD-IおよびDVI-Iの信号と下位互換性があるため、このケーブルを使用して、DVI準拠のデバイスをHDMI準拠のHDTVまたはディスプレイに接続できます。

    HDMI切替器

    HDMI分配器切替器は、複数のデバイスを1つのソースに接続する場合および他に十分な場所がない場合の接続について完全なソリューションを提供します。分配器切替器は1つのソースから複数のデバイスに転送します。これは、たとえば、複数のデジタル・デバイスがそれぞれ離れた場所にあり、複数のHDMIケーブル経由で転送するために信号の複製が必要な場合に必要です。複数の ‘入力’ と ‘出力’がある分配器切替器スイッチもあります。

    4K HDMI切替器

    この切替器は、デジタル・ハイ・デフィニション・ビデオの1つのソースから4つのディスプレイに同時に効果的に転送できるように設計されています。この切替器を使用して、DVDプレイヤー、サテライト・セットトップ・ボックス、HDMIモニター、ディスプレイなどのデバイスを接続できます。

    2ch HDMI切替器

    この切替器は、1つのHDソースを2つのデジタル・ディスプレイに同時に変換できます。これは、ビデオ会議、ホーム・シネマ、公共交通機関のディスプレイなど、さまざまな用途で使用されています。

    3ch HDMI切替器

    この切替器は、HDMIのオス-オス・ケーブルなしで最大3つのHDソースから1台のHD TVまたはプロジェクターに接続し、1つのディスプレイで信号を受信できます。ユーザーは、DVDプレイヤー、ゲーム・コンソールなどのHDMIデバイスを簡単に切り替えることができます。

    4ch HDMI切替器

    この切替器は、最大4つのデジタル・デバイスに接続できます。1つのHDMIソースを4つのHDMI出力に分配できます。この切替器は、1台のセットトップ・ボックスやブルーレイ・プレイヤーを4つの別々のテレビ・ディスプレイに接続するために使用できます。

    HDMI切替器ボックス

    HDMI分配器切替器ボックスを使用すると、エンターテイメント・システムを最大4つの電子デバイスに接続できます。この種のボックスの多くは、アダプターが装備されていて、4Kをサポートしています。

    HDMIケーブルの機能とバージョン

    HDMIケーブルは、関連するオーディオ/映像の品質が理由でデジタル・エンターテイメント・システムの接続に広く使用されています。自動車用に設計されているものを除くと主に4種類のHDMIケーブルがあります。スタンダード、スタンダード(イーサネット対応)、ハイ・スピード、ハイ・スピード(イーサネット対応)の4種類です。ケーブルのタイプははっきりと表示する必要があります。長年にわたって数多くの種類のケーブルが導入されてきましたが、物理的なコネクタ・タイプは、その製品の種類において同じままです。ただし、HDMIケーブルの機能は更新されてきました。HDMIケーブルの各後継タイプは前のバージョンと互換性があります。

    HDMI ARC

    ハイ・デフィニション・マルチメディア・インターフェース・オーディオ・リターン・チャンネル(HDMI ARC)を使用すると、1つのHDMI接続経由でARCを備えているテレビとAVデバイスの間で信号を 「双方向に伝送」できます。 つまり、接続されたデバイスの範囲内で一般的なデジタル機能の操作にシングル・リモート・コントロールを使用できます。HDMI ARCは、テレビ、サウンドバー、レシーバーの全機種でサポートされています。

    HDMI CEC

    HDMI CECは、一般的にはCEC(consumer electronics control)と呼ばれている、接続されたデバイスのリモート・コントロール方法です。この機能は、通常、購入直後のAVデバイスではオフになっています。また、異なるブランドで生産されたデバイスは、CEC接続が可能とは限りません。

    MHL HDMIケーブル

    MHL(モバイル・ハイデフィニション・リンク)HDMIケーブルを使用すると、さまざまなデジタル・デバイスとディスプレイを接続できます。さまざまなテレビおよびA/Vレシーバーと互換性がある独自のHDMI入力コネクタが装着されており、スマートフォン、タブレットなどのデバイスと接続できるように設計されています。Wi-Fiアクセスがない場所でのエンターテイメントのプロジェクションが可能になるため、特にケーブルやインターネットを使用しないユーザーにとって便利な接続方式です。MHLのその他のメリットとしては、遅延を回避できることや制御データを伝送できることがあります。

    HDMI 1.0

    このバージョンのHDMIケーブルは、2002年12月に導入され、1本のケーブルで2チャンネル・オーディオ信号を持つデジタル・ビデオ信号を接続できます。

    HDMI 1.1

    前述のとおり、HDMIケーブルの各後継タイプは、前のバージョンと同じ機能を有していて、更新のたびに新機能が追加されます。HDMI 1.1ケーブルは、2004年5月に導入され、最大7.1チャンネルのPCMオーディオに加えて、ドルビー・デジタル、DTS、DVDサラウンド信号を転送する機能があります。

    HDMI 1.2

    このバージョンのケーブルは、2005年8月に導入され、互換性のあるプレイヤーからレシーバーにSACDオーディオ信号をデジタル・フォーマットで転送できます。

    HDMI 1.3

    このタイプのケーブルは、2006年6月に導入され、ディープ・カラーのプロジェクションとxvYCCカラー・スペースの高度なサポートが可能になっています。HDMI 1.3では、ドルビーTrueHDとDTS-HDマスター・オーディオ出力が可能です。サポートされる帯域幅が広くなり、転送速度が上がり、画面解像度が上がり、リップシンクがサポートされています。このバージョンのケーブルは、各種コンパクト・デジタル・デバイスに適したミニコネクタも装備しています。

    HDMI 1.4

    このバージョンのケーブルは、2009年に発売開始されました。HDMIイーサネット、および高度なデジタル接続とオーディオの効果的な伝送によるオーディオ・リターン・チャンネルをサポートしています。HDMI 1.4は、3Dブルーレイ・ディスク標準および4K解像度のビデオ・プロジェクションとも互換性があります。

    HDMI 2.0

    HDMI 2.0

    このバージョンのケーブルは、2013年9月にリリースされました。これはHDMI UHDとも呼ばれています。

    HDMI 2.0a

    このバージョンのケーブルは、2015年4月にリリースされました。静的メタデータを含むハイ・ダイナミック・レンジ(HDR)ビデオのサポートが追加されました。

    HDMI 2.0b

    このバージョンのケーブルは、2016年3月に導入され、当初HDMI 2.0aと同じHDR10標準をサポートしていました。しかし、2016年12月、拡張された静的メタデータを含むHDRビデオ転送のサポートが追加されました。

    • HDMI 2.0の主な機能:
    • 拡張された帯域幅18.0Gbit/s
    • Rec.2020カラー・スペースのサポート
    • 最大32オーディオ・チャンネル
    • 同じ画面上の複数のユーザーのためのデュアル・ビデオ・ストリーム

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    HDMI 2.1

    HDMI 2.1

    HDMI 2.1は2017年に登場しました。この更新されたHDMIケーブルは、4K 120Hz、8K 120Hzなど、サポートされる解像度とリフレッシュ・レートが向上しています。

    HDMI 2.1で提供されるその他のサポートは以下のとおりです:

    • エンハンスト・カラー:10、12、16ビットのワイドな色域のプロジェクション
    • 拡張HDR:ドルビー・ビジョン、HDR10、ハイブリッド・ログ・ガンマに続くHDRバージョンのサポート
    • オーディオ:ドルビーアトモス、DTS:Xなどオブジェクトベースのオーディオ・フォーマットの拡張サポート
    • ゲーム:流動性と詳細性を向上したゲームプレイのためのさまざまなリフレッシュ・レートおよび3Dグラフィックスの改善されたレンダリングの拡張サポート
    • ケーブル:最大48Gbpsに拡張された帯域幅

    HDMIケーブル・バージョンの比較

    HDMI Cable Version Comparison Table

    よくある質問

    HDMIケーブルはサウンドを伝送しますか?

    HDMIケーブルは、当初ビデオの転送用に設計されましたが、その後の追加仕様によって、ステレオ・オーディオおよびマルチチャンネル・サラウンド・サウンド・オーディオの処理が可能になりました。前述のとおり、最新版のHDMIケーブルでは、オーディオ・リターン・チャンネル(ARC)の転送が可能になり、ドルビー、TrueHD、DTS-HDなど複数のオーディオ・フォーマットに対応しています。

    HDMIケーブルのバージョンはどうすればわかりますか?

    一部のケーブル・メーカーはモデル番号を適用し、ラベルを貼り付けて異なるバージョンを簡単に識別できるようにしています。サポートされている解像度とリフレッシュ・モードを確認してバージョン番号を確認することもできます。HDMIケーブルの初期バージョンの一部には、後続バージョンの帯域幅をサポートできるものもあります。

    ハイ・スピードとは実際にはどういう意味ですか?

    スタンダードHDMIケーブル(カテゴリー1とも呼ばれます)は、HDMIライセンスのテストを受けていて、75Mhzのスピードで動作します。これは1080i信号に相当します。ハイ・スピード・ケーブルは、340Mhzのスピードで動作します。これは、現時点でHDMIケーブル経由で伝送できる最高レベルの帯域幅です。

    HDMIケーブルが動作しない場合にはどうすればいいですか?

    HDMIケーブル経由でオーディオ/映像信号を効果的に転送できない理由は複数あります。実行すべき最初の確認事項は正しい入力を使用しているか確認することです。そのためには、テレビやアンプの背面にあるポートを目視検査し、正しいポートに接続していることを確認します。接続されているデバイスの電源がオンになっていることも確認する必要があります。その他の接続に関する問題は、HDMIケーブルを抜いてから再度接続することによって解決する場合があります。

    その他の接続に関する解決方法:

    • コンポーネントの電源をオンにする順序を変える
    • 別のHDMI入力を試す
    • ソース・デバイスのビデオ解像度の出力設定をリセットする
    • 必要に応じてファームウェアを確認して更新する

    HDMIケーブルは修理できますか?

    HDMIケーブルを壁から取り外す場合、専門の技術者に支援を求めることをお勧めします。しかし、一般的な家にあるツールや備品を使用して、壊れたコネクタを修理できます。

    HDMIコネクタを修理する手順:

    • ケーブルを注意深く検査し、明らかに問題はコネクタにあることを確認する
    • ケーブルをデバイスから抜き、ワイヤー・カッターを使用してコネクタをケーブルの先端から切断する
    • 適切なタイプのコネクタをHDMIケーブルに接合する
    • ケーブルをHDMIレシーバーに接続する

    主要なブランド

    Roline

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    さまざまなコネクタタイプやケーブル長など、RolineのHDMIケーブル製品をご覧ください。

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    Belden

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    用途に最適なStarTechのHDMIケーブルをご覧ください。

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