海外技術株式会社
横浜技術部 係長 髙𣘺 潤様

船の安全航海を守るレーダーや無線といった通信機器の中でも、私たちが取り扱っているのが、性能とデザインの両面から選びぬいた海外製の通信機器です。お客様は海外船を中心に、ダイアモンド・プリンセスなどの大型客船から、コンテナ船などあらゆるタイプの船舶に及びます。しかも設置する状況は1船1船で異なるため、機器類のカスタマイズが重要となります。そこで、頼りになるのがRSの制御部品。ブレーカーや電源、DINレール、BOXなど必要な部品類が豊富に揃うので、さまざまな船舶へ迅速かつ柔軟に対応することができ、とても助かっています。

さらに役立つのが、日本全国どこにいても部品が入手できるところ。艤装する場所は、長崎県の造船所が多いのですが、本社のある横浜から十分な部品を準備していくものの、突発的に部品が必要になることがあります。そんな時にも、RSから現場まで部品が直接発送でき、迅速な対処が可能となるのです。

近年、船舶の世界は、AISと呼ばれる船舶自動識別装置の重要性がますます高まっています。AISは、船舶の識別符号や種類、位置、進路、速力、目的地などのデータを、他の船舶や地上施設と交換することで安全かつ効率的な航海を支援するシステム。すべての客船、500トン以上の船舶、国際航海に従事する300トン以上の船舶に搭載が義務づけられています。そのAISを設置するための組み込みBOXの製作にも、やはり海外に強いRSの品揃えは欠かせません。海外製の通信機器の場合は組み込まれている部品も、UKのRSが在庫する海外製部品であることが多い。つまり、RSひとつあれば、艤装からメンテナンスまですべてに備えることができるということです。

船舶に使用される無線は世界共通ですが、その通信技術やルールは時代に合わせて刻々と変わっています。だからこそ、私たちも、常に新しい技術を追求していく必要があるのです。その歩みこそが、全世界の航海の安全につながるのですから。

株式会社カワデン
2課工事グループ 工事主任 楠 正宏様

私たちカワデンでは、屋内外の電気工事から、土木工事、信号機工事、環境エネルギーまで、暮らしを支えるさまざまな事業に取り込んでいます。特に環境エネルギーは社会的な関心を集めていますが、その中でも私が担当するのが、企業の新たな環境対策として注目されている下水道料金のコストダウンです。

もともと下水道料金は、下水道にメーターが設置されないため、調理や飲料用にしたり、屋外に水を撒いたりと、下水に流さなかったとしても、上水道の使用量がそのまま課金されます。つまり、実際よりも払いすぎてしまうことがあるのです。そこで、下水道の正確な流量を測り、本来使用した分のみを算出することでコストを抑えるのが、当社のシステムです。現在は、スーパーマーケットや病院などの大規模施設が主たるお客様ですが、工期が非常にタイトであるため、すぐに届くRSのサービスは手放せません。流量を管理する制御盤に組み込むデータロガーやセンサーなどの制御部品はもちろん、リレーやトランスなども1個からスピーディーに届けてくれる。自分ですべてのものを調達することは現実的にできませんから、必要な制御部品と電子部品だけが、一度に手に入るのでとても助かっています。だから、「工事現場が決まった時はRSへ！」といった具合に安心してオーダーできています。また、万一のシステムトラブルにも、部品がすぐに届くので迅速なサポート体制が引けるのも有り難いですね。

部品は紙のカタログで探していますが、コールセンターに電話を入れると、どの担当者が出られても、きめ細やかに対応してくれます。データの共有化が徹底されているからこそですが、そうした心配りも信頼に足る理由ですね。

「やれるものは何でもやる」これは当社に根付く社風のひとつです。個人的には現在の下水道システムに留まることなく、社として注力する風力発電をはじめとするエコロジー関係などの分野に取り組んでいきたいと考えています。