Danotherm シャーシ取り付け抵抗器,110W,220Ω,±10%

抵抗値の大きい抵抗器は、マイカシートに巻線抵抗素子が巻かれた構造になっています。抵抗値の小さい抵抗器は、セラミック支持体にらせん巻線抵抗素子が装着された構造になっています。外側のハウジングは、内側面すべてがマイカナイトシートで絶縁されたアルミフレームです。抵抗素子は、マイカ構造単位にこのフレーム内で対称的に固定されています。これにより、抵抗器を対称的に拡張し、高負荷インパルスに対する安定性を最大限に発揮することができます。固定抵抗素子を備えたアルミフレームには、ケイ砂が充填されています。このため、パルス負荷時に抵抗器の素子が最高温度に達しても、抵抗器の表面温度の変化は最小限に抑えられます。

過負荷(抵抗値により異なる): 10-16 x P nom (5秒パルス、120秒サイクル)

アルミケースで優れたIP保護等級を実現

ニッケルクロム8020合金で100 ppm/Kの低熱ドリフトを実現

マイカ絶縁体で高絶縁耐力を実現

低騒音レベル

低表面温度

高振動に対する耐性

SiO2の充填により、高電力過負荷耐性及び高熱容量を実現

熱膨張緩和用取り付け脚

オプションの熱保護用サーマルスイッチを用意

フライングリード

外側に通電部のない完全絶縁

Danotherm CCH抵抗器は、電子変速ドライブのブレーキ抵抗器としての用途に最適です。この抵抗器を使用して、回生エネルギーを消費する必要があるエスカレータ、エレベータ、コンベアベルト、クレーンなどの速度や位置を制御することができます。また、凧発電、ソーラーインバータ、太陽光発電、潮力発電、風力タービンなどの再生可能エネルギーシステムにも適しています。

CCHブレーキ抵抗器は、定格電力100～1045 Wのタイプが揃っています。CCHシリーズのブレーキ抵抗器はフラット構造のため、ヒートシンク冷却にも適しており、水冷式の機器に使用することができます。Danothermは、あらゆる抵抗器タイプと抵抗値に対する熱シミュレーションモデルを開発しました。こうしたモデルを使用することにより、考えられるあらゆる負荷用途での抵抗線や表面の温度上昇を計算することができます。通常、このシリーズは、UL508 (E208678)に準拠した認定を受けています。