ブースターケーブルはバッテリー上がりの車を他の車や発電機のバッテリーに接続して、一時的に電気を供給することでエンジンを始動させるために使用されます。ジャンパーケーブルと呼ばれることもあります。
ブースターケーブルの仕組み
このブースターケーブルは基本的に2本のケーブルで構成されており、誤配線を防ぐために「+」極側が赤、「-」極側が黒に塗られています。ケーブルの両端には、バッテリーの端子やエンジンの部品などを挟むためのワニ口クリップが付いています。
ブースターケーブルの使い方
- 両車のバッテリーの位置を確認し、作業をしやすい位置に救援車を置き、エンジンを停止してブースターケーブルを接続
- 赤いクリップを故障車のバッテリー端子のプラス(+)に接続
- もう一方の赤いクリップを救援車のバッテリー端子のプラス(+)に接続
- 黒いクリップを救援車のバッテリー端子のマイナス(-)端子に接続
- もう一方の黒いクリップを故障車のエンジンハンガーに接続してアースを取る
- 救援車のエンジンを2000回転程度に数分間保ち、バッテリーを充電し、故障車のエンジンを始動させる
- エンジンがかかったら、ブースターケーブルを接続時の逆の順に取り外す
ブースターケーブルの選び方
ブースターケーブルには様々な種類があり、許容電流値やケーブルの長さ、クリップの形状などを考慮し、車種に合った適切なブースターケーブルを選定することが重要です。