当社の広範な半導体製品は、電子製品のライフサイクルを通じて、単一の供給ポイントでお届けします。試作製作用には、さまざまな種類の開発用基板とシリコンを、便利な少量にて提供しています。また、量産化に対応するように、トレイ、チューブ、リールなどのシリコン製品をメーカー標準のバルクパッケージで提供しています。RSでは、幅広い種類の半導体デバイスと技術を結び付けて提供し、お客様の電子コンポーネントのニーズにお応えします。
簡単にいえば、半導体とは、絶縁体と導体の中間の電気伝導性をもつ材料です。つまり、半導体は電流を伝導しますが、部分的です。この主要特性が、現代の電子機器の基盤となっています。
半導体は、その特性を変更したり増幅したりできるため有用な機能を果たし、電子工学では不可欠な存在です。たとえば、MOSFETトランジスタでは、半導体材料に電圧をかけることができます。この材料を使用してMOSFETの通電を制御し、電子的なソリッドステートスイッチの働きをします。もう一つの例は整流器です。整流器では半導体構造により電流が1方向に流れやすくなるため、電流の方向を制御できます。
電子機器で使用されている最も一般的な半導体材料はシリコンで、半導体デバイスを全体として表現するユビキタス的な用語として使用されています。
数千種類とまではいかないまでも数百種類の半導体デバイスがあり、大きく2種類に分けることができます。
ディスクリート - 単純なデバイス。回路エレメントが1つしかないデバイス。一般的な例としては、MOSFET、ダイオード、トライアック、LED などのトランジスタがあります。
集積回路(IC) - 複数の回路エレメントを1つのパッケージに組み込んだ電子機器。例としては、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、A/Dコンバータ、オペアンプ、電圧レギュレータなどがあります。
電子製品には、多くの半導体デバイスが組み込まれています。2017年の半導体の世界市場は4,000億ドルを超え、これは現代社会に欠かせないものであることを示しています。