フットスイッチは、足で操作して電気回路のオン / オフを切り替える、高耐久の電気スイッチです。手動スイッチが安全上問題となるような大型の機械でよく使用されています。一部のフットスイッチには保護カバーが付いており、さまざまなケーブル長、 色、コンタクト構成で、さまざまな要件に対応できるようになっています。
緊急停止フットスイッチは、産業分野で活用されている安全装置です。作業者が足で操作するため、 すばやく簡単に使用できます。このスイッチは、 回路を遮断することで機械の機能を停止し、人身事故を防止するように設計されています。
一般にフットスイッチには、次の2つの作動タイプがあります。
- オルタネイト / ラッチ式 - 圧力がかかると作動し、スイッチが再び押されるまでコンタクトに接触した状態で固定されます。
- モメンタリ式 - 操作中にペダルを踏み続ける必要があります。 圧力がかからなくなると、コンタクトに接触した状態から元の状態に戻ります。
緊急停止フットスイッチの仕組み
緊急停止フットスイッチは、作業者が機械又は装置への電力供給を緊急に止める必要がある場合に使用します。作業者が足でスイッチを押すと、 回路が遮断され、 機器への電力供給が停止されます。多くの場合、フットスイッチには、誤操作防止のために保護ハウジングが付いています。
緊急停止フットスイッチの種類
緊急停止フットスイッチの種類は、ペダルの数の他に、 ペダルとそのハウジングの材質によっても異なります。ハウジングがない緊急停止フットスイッチもあります。
フットスイッチベローズとは
空気作動式スイッチシステムは、電気回路のリモート操作が可能になるため、危険区域での安全性が向上します。アクチュエータはベローズ(ふいご)になっており、 圧縮されるとエアチューブを通じて空気がスイッチ素子に到達します。この圧縮空気でスイッチ内のベローズが膨張し、 電気のオン / オフが制御されます。湿潤環境で使用しても、アーク放電により電気のオン / オフが危険な場所で使用しても、 スイッチとすべての電気配線を危険区域外に配置できるため、作業者に対して完全な電気的絶縁が実現されます。