電池ホルダ・ケースはその名の通り一つまたは複数の電池を格納し電力を供給するために利用します。ケースの形状は様々なタイプの電池に応じて成形されています。
電池ホルダ・ケースにはどんな種類がありますか?
電池ホルダ・ケースには対象となる電池や取り付ける製品の形状に対応して様々な種類が用意されています。
主なものとしては以下の通りです。
パネル取付タイプ
パネル取付タイプはプラスティック製でパネルの穴に適合するよう設計されています。固定方法にはフランジパネル固定とねじ固定の二種類があります。
フランジパネル固定
穴開け加工されたフランジを使用して、パネルに固定します。このタイプのホルダは、フリップアップ型もしくは引き出して電池を入れるドロアスタイルです。角型9Vのようなサイズの大きい乾電池や2~4個の単4、単3、単2、単1形電池に対応した製品があります。
ねじ固定
ねじとナットを使用して、パネルに固定します。これらのホルダは、キャップ付きの長い円筒形です。キャップは、指で操作することも、ドライバで開けられるようにマイナスキャップにすることもできます。
基板実装
基板実装タイプ は、金属又はプラスチック製です。基板上に直接実装するように設計されています。このホルダには、ホルダのベースからピンがでています。ピンを基板の穴に突き通して、はんだ付けします。これらのバッテリ取り付け具は開放型が一般的になります。基板実装電池ホルダ・ケースは、一個または複数のボタン・コイン電池、乾電池(単1∼単4)に対応しています。
ストラップ / リード
ストラップ/リードタイプは、バッテリコネクタです。ホルダあるい取り付け具ではありません。プラスチック製のベースに2つの電極が固定されています。このベースには、2本の短い接続用フレキシブルワイヤが接続されています。ストラップ/リードスタイルは、角型9V電池で使用されます。