ケーブルグランドとは?
ケーブルグランドは、ケーブル固定とケーブル差込口からの水・油・粉塵などの侵入を防ぐためのケーブル部品です。ヨーロッパではケーブルグランド(Cable Gland)という呼び方が主流ですが、他にもケーブルクランプ、ケーブルロック、キャプコン、コードグリップ、シールコネクタなど、様々な呼び方があります。ケーブルグランドの詳細については、RSのケーブルグランドガイドをご覧ください。
ケーブルグランドの基本構造
ケーブルグランドは一般的に、ケーブルグランド本体、シーリングインサート、ネジの3点で構成されています。
ケーブルグランドの選定方法
ケーブルグランドを選定する際には、下記の4つのポイントをチェックしてから選ぶようにしましょう。
- 外径:ケーブルや穴の直径にサイズにあわせる
- 素材:屋外仕様なら真鍮、屋内仕様なら樹脂など
- 構造:使用状況にあわせて選ぶ
- 規格:使用可能温度、防水・防塵の必要性などを確認する
防水性・防塵性・耐久性などの強度は製品やメーカーにより違いますので、使用状況や目的に合わせて、部品ごとにどのような性能を持っているか把握して選ぶことは重要です。
ケーブルグランドの用途
ケーブルグランドは主に制御盤など、様々な機器・装置のケーブル取り出し口で使用されています。ケーブルの揺れ・ぶらつきを防止したり、引張強度を向上させたり、ケーブルの抜けの防止が可能になります。また、接続部分のシーリングによって、液体や粉塵の侵入を防止することもできます。