熱収縮チューブとは?
熱収縮チューブとは、加熱することで元に戻る力が発生することを利用して事前に決められた形状に収縮する形状のプラスチックチューブです。熱を与えると、熱収縮チューブが熱で収縮します。収縮によってそのチューブの間を通っていた物にチューブが密着します。
熱収縮チューブはワイヤーやハーネスを保護する用途のほか、耐薬品・高絶縁性の製品もあるので、電気絶縁、防水保護、機械的保護、補強、異音防止など、色々な業界・場所で使われています。
熱収縮チューブの材質
熱収縮チューブに使われる材質にはポリオレフィン、フッ素ポリマー、エラストマー材料やシリコンゴムなどがあります。押し出し成型で製造される点は他のチューブと同じですが、放射線架橋と呼ばれる方法で均一にチューブを伸ばすことにより、熱収縮特性を付与して作られています。
熱収縮チューブの使い方
工業用ドライヤやオープンなどの収縮器具を利用して熱収縮チューブを均等に加熱していきます。チューブ内への空気の封入を防ぐため、チューブ中央から両端に向かって、空気を追い出すようなイメージで収縮させます。