■「Big Step Challenge」とは
世界には現在約2,710万人の難民がいます。当社の「Big Step Challenge」では、「electronica 2022」の来場者に、16万平方メートルにおよぶ会場で、総歩数2,710万歩、距離にして約19,500kmを歩いていただくことを目指しています。この歩数は、自身の居住所から避難することを余儀なくされ、異国の地に安全を求めることになったすべての男女・子ども一人一人を表す数字です。
来場者はelectronicaの公式アプリをダウンロードするだけで参加できます。このアプリでは、チャレンジへの参加に同意した参加者が4日間の見本市の開催期間中に歩いた合計歩数が、匿名でカウントされます。この取り組みに賛同し、さらに支援したい場合には、 https://www.justgiving.com/fundraising/rselectronica で寄付を行うことができます。
当社のグラスルーツ教育&ソーシャル・インパクト担当バイス・プレジデント、Isabella Mascarenhasは次のように述べています。「『The Washing Machine Project』のミッションは、生活の改善につながる教育と革新的なエンジニアリング・ソリューションを通じて、より持続可能な世界を目指すという当社の志と多くの共通点があります。今年のelectronicaにおける『Big Step Challenge』によって、この重要なプロジェクト、さらには世界中の難民が直面する大きな問題に対する認知度が高まり、その解決方法に対する関心が喚起されることを願っています。」
■「The Washing Machine Project」について
当社は2021年に、世界中の低所得者や難民のためのソリューションを発案する、「The Washing Machine Project Foundation」と提携しました。このプロジェクトは、廉価なオフグリッド型手動クランク式洗濯機である「Divya」を開発した、英国のエンジニアNav Sawhney氏が2018年に創設したものです。「Divya」は人道的な目的で開発された唯一の洗濯機であり、電気がなくても動作します。「Divya」は再生品で製造することが可能であり、メンテナンスも簡単なことから、どこでも使用・修理が行えます。現在、試験済みの150台の「Divya」がイラクとヨルダンに配備されており、2023年には7,500台以上の「Divya」が、世界中の貧困家庭やコミュニティに提供される予定です。それによって、およそ10万人の人々の生活が改善されることが見込まれます。