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    アールエスコンポーネンツの英国本社、ESGレポートを公開

    電子部品・FA制御機器等の産業機材などの通信販売事業を展開する、アールエスコンポーネンツ株式会社(日本法人本社:神奈川県横浜市、代表取締役:田中美香)は、英国本社のESGの戦略と活動に関する最新レポート(https://www.rsgroup.com/esg/reporting-centre)を公開したことを本日発表しました

    ※本資料は、アールエスコンポーネンツの英国本社が発表したプレスリリースを翻訳したもので、報道関係者の皆さまへ参考資料として提供するものです。内容や解釈については、正式言語である英語が優先されます。英文オリジナル版は、こちら(https://www.rsgroup.com/newshub/news/rs-group-releases-report-on-its-activities-and-strategy-for-environmental-social-and-governance/)をご参照ください。

    23710_ESG Report

    当社は重要な事業目的に「素晴らしい変化を起こし、より良い世界を実現する(making amazing happen for a better world)」ことで、人、地球、利益に貢献することを掲げています。2021年11月には2030 ESGアクションプラン「より良い世界を実現するために」を導入しており、2030年に向けた4つの世界規模の目標と15の行動を盛り込んでいます。同プランは国連の持続可能な開発目標(SDGs)の6つの目標にも対応しており、2050年に向けた長期的ビジョンの基盤となっています。

    主要な目標は「サスティナビリティの推進」、「教育とイノベーションへの支援」、「従業員の活力の向上」、「責任ある事業活動」の4つの領域に関するものです。ESG行動計画の4つの柱となるこれらの目標は、更に以下のように定義することができます。

    • ・2030年までにCO2の直接排出量をネット・ゼロとすることを目指し、顧客とサプライヤーのために持続可能な事業運営および製品・サービス・ソリューションを開発する。
    • ・150万人の若いエンジニアおよびイノベーターと協業することを目標に、教育機関と協力してスキルを構築し、人々の生活改善に役立つ革新的なソリューションを生み出す。
    • ・当社のリーダーの40%を女性とし、人種的な多様性を25%に引き上げることを目指し、人材のエンパワーメントを通じて誰もが能力を発揮し、成長することのできる安全でインクルーシブかつダイナミックな企業文化を創造する。
    • ・自社および世界的なバリューチェーン全体を通じて最も高度な倫理・環境基準を維持し、ESG目標を従業員の表彰、サスティナビリティ・リンク・ローンおよびサプライヤー目標に盛り込むことで、責任ある事業運営を行う。

    ESGレポートでは、これらすべての領域における当社の取り組みの進展状況を紹介しています。例えば当社は2019/20年以降、スコープ1と2のCO2排出量を58%削減しており、また2021/2022年には、配送センターのエネルギー効率改善と再生可能エネルギーによる電力の利用拡大を通じて、目標の実現に向けて着実に推進してきました。また2019/20年以降、スコープ3の輸送によるCO2排出係数※1を28%引き下げ、2029/30年に向けた目標を7年前倒しで達成しました。輸送手段を空輸から船舶輸送または陸上輸送に切り替え、より多くの製品を現地で調達、保管、輸送するようサプライチェーンを最適化することでこれを実現しました。

    当社は、グローバルな教育プログラムを通じて世界10ヶ国の47万1,000人の若者と約4,400の教育機関に働きかけを行いました。さらに、サプライヤー向けESGアクションプランおよびハンドブック※2を策定することで、ESG目標の実現に向けたサプライヤーの取り組みを支援しています。また信頼性の高いサスティナビリティ認証によって裏付けられた「より良い世界(Better World)」製品ラインを立ち上げ、顧客がより持続可能な製品やソリューションを開発できるよう支援することに尽力しています。現在、この取り組みは20,000種類の製品が対象となっており、個人や企業がサスティナビリティや当社のサプライヤーおよびパートナーが提供する様々な製品が環境に及ぼし得るプラスの影響に関するより多くの情報に基づいて決定を下すことに役立っています。さらに、この製品ラインを2024/25年までに世界で100,000種類に拡大することを目指しています。

    また、RS Industria®などのサービス・ソリューションも開発中です。当社の技術的製品やメンテナンスに関する知識と、データや分析を合わせて活用することにより、顧客が業務効率を改善し、エネルギー消費量やCO2排出量を削減できるよう支援するためのものです。

    当社の社会的責任およびサスティナビリティ担当副社長、アンドレア・バレット(Andrea Barrett)は次のように述べています。「ESGは確実に、当社の事業目的と、従業員やサプライヤー、顧客との協力に基づいた事業運営の中核を成しています。私たちは、『より良い世界を実現するために』レポートの公開を、当社の全ステークホールダーのための透明性強化に向けたプロセスの重要な一部と捉えています。本レポートには、当社の立場や未来、願いに加えて、環境や社会だけではなく、組織としてのガバナンスの持続可能性を高めることに関する当社の立ち位置や責務をどのように考えているかも記載されているからです」

    参考:ESGソリューションについて解説したショート動画(英語) https://vimeo.com/836119031?share=copy

    ※1販売した製品1トン当たりの、スコープ3の輸送によるCO2換算排出量(トン)を指します。 ※2 https://www.rsgroup.com/sites/rsgroup/files/ESG/reports/RSGroup_ESG_Supplier_Handbook_Feb23_v3.pdf