PLCディスクリート入力(DI)モジュールはシンクまたはソースとして利用でき、一部のPLCはどちらにも設定できます。PLCのDIの種類は、以下のとおりフィールド・デバイスの種類と相補的(逆)である必要があります。
- シンクPLC DIはPNPフィールド・センサ・デバイスに適しており、センサのスイッチ・リードからのDIチャネルで論理的な真状態を示すDC +24Vを探します。
- ソースPLC DIはNPNフィールド・センサ・デバイスに適しており、センサのスイッチ・リードからのDIチャネルで論理的な真状態を示すDC 0Vを探します。
PNPセンサは真の場合DC +24Vをスイッチ・リードに接続するのに対し、NPNセンサは真の場合DC 0Vをスイッチ・リードに接続します。PNPケーブルが破損している場合は、信号が接地に短絡しセンサを破損させる可能性があります。
NPNを使用する主な利点として、NPNケーブルが破損している場合、信号が接地に短絡し偽の真信号を発生させる場合はありますが、回路は破損しないというメリットがあります。
逆にPNPを使用する主な利点は、作成されるロジックです。DC 0V=オン=真よりもDC +24V=オン=真のほうが、プログラマーと技術者にとって使いやすくトラブルシューティングも容易です。
※「シンク」と「ソース」は意味を入れ替えて使用される場合があるので、PLC DIモジュールについて慎重に評価し、配線図を確認することが重要です。