断熱材は、熱伝達を低減するエンジニアリング材料です。熱伝導特性が低いため、 表面温度を抑制することで、エリアの断熱や機器の保護に最適です。断熱材には、シート、 バルクファイバ、ロッド / 棒など、さまざまなものがあります。
断熱シート
断熱シートは、1つの素材又は各種素材の組み合わせでできており、 さまざまな用途に対応できるように、硬質ボード、又は特定のサイズに合わせて切断できるロールで提供されます。断熱シートには、さまざまな長さ、 幅、厚さのものがあります。
使用箇所
硬質ボード - このボードにより、中空壁や 天井の内側、床下に断熱を施します。
シート - 断熱シートは、産業用途で幅広く使用されます。ボードより薄い断熱シートは、ガスケットの製造、 炉の内部の断熱、 又は装置や機器の内部の断熱に使用されています。
ロッド / 棒
断熱ロッド / 棒は、鉱物粘土を配合した熱セメントと繊維系の複数の素材を混合し、完全に硬化させて製造されたものです。
バルクファイバ
バルクファイバ断熱材は、繊維の塊で、窯や炉のような高温用途の屋根や壁向けの一般的な充填材又は梱包材として使用します。バルクファイバ断熱材は、見た目は脱脂綿とよく似ています。
断熱材の素材
ガラス繊維 - シリコン、 ガラス粉末、及びガラス片を細い繊維状にしたものです。ガラス繊維を使用するときは、注意が必要です。PPEを必ず着用してください。
ミネラルウール - ミネラルウールには、再生ガラスから作られるグラスウール、玄武岩から作られるロックウール、鉄鋼スラグから作られるスラグウールの3種類があります。
セルロース断熱材 - 環境に優しい 再生紙、 ボール紙などから作られます。コンパクトな形状で、耐火性に優れています。
ポリスチレン - 防水性の熱可塑性樹脂で、遮音性と断熱性に優れています。EPS (発泡)とXEPS (押出発泡)の2種類があり、スタイロフォームとも呼ばれています。断熱シートで使用されているその他の材質には、シリカ、 ケイ酸塩、 微多孔質ボード、 ホイル、スーパーウールがあります。