サーモスタットは、対象物の温度を調節するためのスイッチです。サーモスタットを使用すると、対象物の温度を一定に保つことができます。
種類
主にキャピラリ式サーモスタットとバイメタル式サーモスタットの2種類があります。
キャピラリ式サーモスタットは、センサー、キャピラリチューブ(毛細管)、 ダイアフラム、プローブ、膨張媒体で構成されています。液体(媒体)が加熱されて膨張すると、温度センサーが加熱され、ダイヤフラム内の変位に変換されます。閉回路系内のコンタクトは、圧力によるこの変位によって開閉されます。正確で設置が簡単なため、気温や水温の制御に広く使用されています。
バイメタル式サーモスタットは、線膨張係数が異なる2種類の金属片で構成されています。2つの金属片は、電気加熱回路の電気接点ブレーカとして機能します。目的の温度に達すると、回路が遮断されます。半導体や電子回路やセンサなどの温度保護用部品として用いられます。