無停電電源装置・UPS
無停電電源装置とは?
無停電電源装置(UPS)は、停電や電圧変動が発生した際に、接続された機器に安定した電力を供給する装置です。UPS電源は、重要なデータや機器を保護し、特に産業機器、通信設備、データセンター、医療機器など、電源の安定性が求められる分野で広く使用されています。UPSは、電力の瞬断や停電時に、内蔵バッテリを利用して一定時間の電力供給を行い、システムの正常なシャットダウンや継続運転を可能にします。
無停電電源装置の仕組み
UPSは、主に入力電源を監視し、電圧の変動や停電が発生した際に瞬時にバッテリに切り替えることで、安定した電力を供給します。一般的なUPSシステムには、オンラインUPS、ラインインタラクティブUPS、オフライン(スタンバイ)UPSの3つの主要な方式があります。
UPSの基本動作として、通常時は商用電源(100Vまたは200V)を受け取り、負荷に電力を供給しながら、内蔵のUPSバッテリを充電します。停電や電圧低下が発生すると、バッテリからの供給に切り替わり、負荷へ安定した電力を供給し続けます。特に200V UPSは、産業用機器やサーバーラックなどの高電力を必要とする設備に適しており、100V UPSは、家庭や小規模オフィス向けの一般的なモデルとして使用されます。
UPSは、電力供給の安定性を確保するだけでなく、電圧スパイクやサージ(過電圧)、ノイズの除去など、電源品質を向上させる機能も備えています。これにより、IoT機器、AIシステム、再生可能エネルギー設備など、電力の安定供給が求められる分野での利用が増えています。
無停電電源装置とバッテリバックアップの違い
UPSとバッテリバックアップは、どちらも停電時の電力供給を目的としていますが、その動作原理と性能には違いがあります。
バッテリバックアップは、単純な電源供給装置であり、停電が発生した際に一定時間の電力を供給するだけの機能を持ちます。一方、UPSは、電圧変動や過電流を監視し、負荷に影響を与えないように電力を調整する機能を備えています。特に、非常用電源装置として利用されるUPSは、緊急時に重要なシステムの継続稼働を保証するため、より高度な電力管理機能が求められます。
UPSは、電力品質を維持するフィルタリング機能を備え、電圧変動や電力ノイズから機器を保護します。そのため、サーバールーム、工場の制御システム、交通インフラ、医療機器などの分野で広く採用されています。
無停電電源装置の種類
UPSには用途に応じてさまざまな種類が存在します。
- PC向けUPS:デスクトップPCや小型ネットワーク機器の保護に適したUPS
- ラックマウントUPS:サーバールームやデータセンターに設置される、ラック内収納型のUPS
- 家庭用UPS:家庭内の電子機器やWi-Fiルーターの電源保護を目的としたUPS
- オンラインUPS:高品質な電源供給を実現し、医療機器や精密機器向けに最適なモデル
- ラインインタラクティブUPS:一般的なビジネス用途で使用される、電圧調整機能を備えたUPS
- オフラインUPS(スタンバイUPS):コストを抑えたシンプルなUPSで、短時間の電源バックアップ向け
無停電電源装置の利点
UPSの主な利点には以下のようなものがあります。
- 停電時の電力供給:突然の停電時でも機器を安全にシャットダウンできる
- 電源品質の向上:過電圧、電圧低下、ノイズから機器を保護
- データ損失防止:サーバーやPCのデータを保護し、業務の継続性を確保
- 機器の寿命延長:突発的な電源トラブルから電子機器を守ることで、長期的な運用が可能
デメリットとしては、
- バッテリの交換が必要:定期的なバッテリ交換が不可欠
- 設置スペースの確保:高出力UPSは大きなスペースを必要とする
無停電電源装置の選び方
UPSを選定する際には、以下の点を考慮する必要があります。
- 設置タイプ:ラックマウント型、タワー型、ポータブル型など、用途に応じた選択
- 出力電圧:100V UPSや200V UPSなど、使用する機器に適した電圧を選択
- 入力電圧:日本の電力事情に適合するか確認(単相100V、三相200Vなど)
- 定格電力:接続する機器の消費電力を考慮し、十分なVA(ボルトアンペア)評価を持つUPSを選択
- バッテリの持続時間:停電時のバックアップ時間を考慮し、用途に適したモデルを選ぶ
- 拡張性:将来的な機器増設に対応できるか確認
無停電電源装置の用途
UPSは、さまざまな業界で使用されています。
- データセンター:サーバーの電源保護と安定した運用を確保
- 産業オートメーション:工場の生産ラインやロボット制御システムに使用
- 通信設備:5G基地局やネットワーク機器の電源バックアップ
- 再生可能エネルギー:太陽光発電や風力発電の電力安定化に活用
- 医療機器:病院の電子医療機器や検査装置の電源保護
無停電電源装置メーカー
以下のメーカーが高品質なUPSを提供しています。
- APC:世界的なUPSメーカーであり、幅広いラインナップを展開
- Siemens:産業向けUPSを提供し、高信頼性電源を確保
- Phoenix Contact:制御盤向けの産業用UPSを製造
- PULS:省スペース設計の産業用UPSを開発
- XP Power:高効率UPSを提供し、エネルギー管理システムに適用
- オムロン:日本の電源技術リーダーで、医療機器や産業用UPSを製造
UPSは、停電時のバックアップ電源として重要な役割を果たし、多くの業界で必要とされています。
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