オーディオ用トランスのとは?
オーディオ用トランスは、アンプや高周波オーディオ・音声回路で使用されるために設計されたトランスです。通常のトランスと同様に、鉄心(またはコアとも呼ばれる磁性材料)、1次コイル、2次コイルで構成されています。オーディオ用トランスのインピーダンス比は、巻き線比に比例しています。
オーディオ用トランスの種類
オーディオトランスには、基本的に昇圧/降圧トランスと1:1トランスの2種類があります。
- 昇圧/降圧トランスは、1次コイルと2次コイルの巻数が異なり、それぞれ異なるインピーダンスを持っています。このインピーダンスの違いにより、信号がトランスを通過すると信号の電圧が変化します。
- 1:1トランスは、アイソレーション・トランスとも呼ばれ、各コイルの巻数が同じです。一次側と二次側のインピーダンスが同じであるため、信号の電圧は変化しません。
オーディオ用トランスの用途
オーディオ用トランスは、オーディオ回路において重要な役割を果たしています。オーディオ信号電圧の昇圧や降圧、回路インピーダンスの増減、オーディオデバイス(スピーカーなど)を他のデバイスから絶縁するなど、さまざまな用途に使用されます。