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    サーボモータ

    サーボモータは、サーボ機構において位置や速度、トルクなどの自動制御を可能にするモータです。精密な動作制御を行うための部品として、産業用途で幅広く使われています。

    仕組み

    サーボモータは、モータのほかに、コントローラ、サーボアンプ(ドライバー)、エンコーダ(回転検出器)で構成されます。これらのデバイスによってフィードバック制御を行い、精密なモータ駆動を実現します。

    種類

    駆動方式と運動方向によって分類され、以下の3種類があります。

    • 回転型サーボモータ‐電気エネルギーを回転運動に変換します。制御対象とカップリングやボールねじ、カム、プーリーといった機構を介するのが一般的です。
    • ダイレクトドライブモータ‐制御対象を直接駆動する回転モータの一種です。機械部品のガタや欠損がなく、高精度な制御が可能です。
    • リニアモータ‐制御対象を直接駆動しますが、回転運動ではなく直線運動をします。

    一方、使用する電源の違いにより、DCサーボモータとACサーボモータの2種類に分けられます。それぞれに特徴があり、目的に応じて適切な製品を選択する必要があります。

    用途

    精密な位置決め制御に優れているため、産業用ロボットや、精密機械の制御に広く用いられています。

    • 産業用ロボットの間接部
    • 食品機械の制御装置
    • 高精度位置決め用テーブル
    • 自動ドアの開閉装置
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