XLRケーブルとは?
XLRケーブルとは、主に音響機器同士を接続するために使用されます。キャノンケーブルと呼ばれることも多く、マイク接続や、デジタル伝送、アナログオーディオ伝送などの用途に使用されます。
XLRケーブルの特長
XLRケーブルは、プラグの先端が異なる形状のオス(凸)とメス(凹)になっており、1本のXLRケーブルで1チャンネルの信号を伝送します。オーディオ機器の入力端子にはオス型プラグを、オーディオ機器の出力端子にはメス型プラグを接続します。また、XLRケーブルはバランス接続と呼ばれる方式で接続されており、ノイズ対策に優れ、抜けにくく、長距離での使用も可能です。
XLRケーブルの種類
- XLRオス-XLRメスタイプ ‐ 音声だけでなく電力の伝送が可能、ファンタム電源を使用するコンデンサーマイクには必須
- XLRメス-フォーンタイプ ‐ 主にダイナミックマイクの接続に使用
- XLRオス-フォーンタイプ ‐ オス型XLR端子とフォーン端子が組み合わさったタイプで、レコーディングスタジオの機器同士の接続などに使用
- XLRオス-オスタイプ・XLRメス-メスタイプ ‐ 両側が同じ端子を採用しており、主に機材同士の接続に使用
XLRケーブルの用途
XLRケーブルはマイク接続に最も一般的に利用されます。ケーブルが長くてもノイズの影響を受けにくいため、ライブハウスやコンサート、放送局などの場所で使用されています。その他、ステージピアノや、デジタルオーディオプレーヤー、パワーアンプ等との接続にも使用されます。