車載用コネクタ端子は、1本又は複数のワイヤをすばやく簡単にまとめる接続ポイントになります。用途に合わせてさまざまな固定方法を使用できます。 頻繁なメンテナンスを必要とする端子の場合はクイックラッチ接続、長期用途にはねじ止めなど、使い方に柔軟性があり、常に高い信頼性を備えています。
自動車用の電子コネクタは丈夫で信頼性が高いものでなければなりません。 自動車の風雨にさらされる部分に配置されることが多いため、 一般的に、ほこりの侵入や湿気に対して非常によく密閉され、 通常は良好な耐熱性があります。 また、 車両の振動要因に起因する不要な切断を防止するため、 多くのコネクタはプラグ及びソケットにセキュアロックシステムを備えています。
端子台は、さまざまな方法でワイヤ接続を実現します。
スプリングクランプ: 単純にバネ圧を使用してワイヤを押さえ付けて固定する接続です。スプリングクランプは、高強度接続の必要がない小径ワイヤを使用する用途や、作業スペースが限られ、ねじ止め端子の使用が困難な場合に便利です。
ねじクランプ: スプリングクランプと同様に、 圧力をかけてワイヤを固定しますが、ねじを使用してクランプをワイヤに締め付けるため、クランプ圧を上げることができます。 この電気接続方式は、最も伝統的で業界標準の終端方式です。 このタイプは、非常に幅広いワイヤサイズに対応でき、信頼性の高い接続を実現します。
圧接接続(IDC)は、2枚の鋭い金属片にワイヤを挟むシンプルで簡単な接続方式です。 挟むときに被覆が切断されるため、裸線を露出させずに接続できます。