LVDSコネクタとは?
LVDSとは、Low voltage differential signalingの頭文字をとった造語で、低電圧差動信号のことを指します。低電圧差動信号(LVDS)は、銅ケーブルで非常に低い電力ながら、非常に高速に動作できる電気規格です。LVDSの代表的な用途としては、デジタルテレビやノートパソコンの内部で、ロジックボードと液晶パネルを接続するインタフェース(LVDSコネクタ)が挙げられます。
LVDSコネクタの特長
- 大量のデータを伝送できる(低電圧)
- データを安定的に伝送する(差動信号)
- 低消費電力でデータを伝送する
LVDSコネクタはノイズ放射が少なくデータ伝送速度が高いため、携帯電話や薄型テレビなど、多種多様な高速信号伝送が必要なデジタル機器で使用できます。ケーブルロックリリース機能を備えているので、ワンタッチで挿入できます。
FIシリーズについて
LVDSコネクタのピッチは0.4 mm → 1.25 mmであり、コンタクトの数はさまざまです。その中で最も一般的に使用されているのはFIシリーズです。FIシリーズは、機器内回路接続用・1.25mmピッチの基板対ケーブル接続用コネクタです。ロープロファイルの1列型と、高密度実装に対応する2列型が有ります。四面に壁を持ち、こじりに強いボックスタイプレセプタクルと結線容易な圧着式プラグの組合せで、幅広い用途に使用可能です。