COBとは「Chip On Board」(チップオンボード)の略語です。基板の上にチップ(通常は9個以上)が載っている構造を持つ、LEDのパッケージタイプの一つです。
COB LEDは、一般的には四角い基板の隅に電極が配置されて、中央に円形の発光部がある形状をしています。使用する用途によって、他の発光形状もあります。
LEDは形状で分類すると、砲弾型、SMD(表面実装型)、COB(チップオンボード)の3種類があります。COB LEDは他の2種類と比べて多くの利点があります。COBに使用される各LEDは、アルミ―シートへ直接COBチップを張り付けることで放熱性が高く基盤へ直接ハンダする必要があるSMDでは実現できない明るさを実現できます。放熱性能と高輝度の両立を実現する事ができ、また、COB LEDはレンズなどの従来型LEDパッケージ部品を使用しないため、照明損失が大幅に減少し、視野角が広がり、実装の面積を節約できます。