ESDマットとESDリストストラップを確実に機能させるには、 連続モニタ、 又は常時モニタで、 作業面の静電放電(ESD)を継続的にチェックすることが不可欠です。これは、繊細な電子機器の損傷や故障を防止したり、可燃性の液体や気体に引火する危険性がある場所で放電を監視したりするときに重要です。リストストラップ、 ESDセーフマット、ESD接地コードなどの接地アクセサリをモニタに取り付けて、 作業面と作業者を接続することができます。
LED (発光ダイオード)は、放電が発生した場合にさまざまな色で光ってユーザーに警告します。 同時にアラーム音が鳴る製品もあります。
RSでは、SMC、 SCS、 Desco Europe、当然ながらRS Proも含めて業界をリードするブランドの高品質の精密機器を各種取り揃えています。
連続モニタの設計目的
連続モニタは、システムのセットアップ時間を短縮し、 接地ループ全体の完全性を確保します。 つまり、シフトの開始時にリストストラップなどのESDアクセサリを個別に点検する必要がなくなります。
連続モニタの種類
一部のモニタは、静電気を検出するだけでなく、イオンのバランスを取ることで積極的に静電気を除去します。このタイプの連続モニタは「イオナイザ」、 「イオン化バー」又は「スタティックバー」と呼ばれています。
モニタは、1本又は2本のリストストラップと、1つ又は2つの作業面、 及びアースに接続できます。端子のタイプと供給電圧はさまざまです。EOS (電気的オーバーストレス)の検出や電荷検出などの機能が含まれる製品もあります。
連続監視の利点
- インスタントフィードバック - リストストラップのステータスと機能に関する情報をユーザーに提供します。
- 定期的なテストが不要 - 継続的な監視により、リストストラップを個別にテストして結果を記録する必要がなくなります。
- 作業者と作業台を監視 - 定期的な個別テストよりも時間とコストを節約します。