サージアブソーバとは?
サージアブソーバ・サージプロテクタは、急激な電圧スパイクによって電気機器が損傷しないようにするための受動部品です。サージ防護素子とも呼ばれます。このようなスパイクは、落雷や電気的障害が原因で発生することがあります。
サージサプレッサは、多くの場合、電源タップなどの装置に組み込まれますが、 独立した装置としても使用できます。一般的に、サーキットブレーカやプロセス制御システム、通信システム、およびその他の大型産業用システムで幅広く使用されています。
サージプロテクタは、過電圧を遮断するか、アースに迂回させて機器を保護します。電圧が所定のしきい値を超えると動作します。多くの場合、配電ユニットの一部として使用され、障害発生前に知らせる警告灯を搭載したタイプもあります。
サージアブソーバの種類
サージアブソーバには、大きく分けて「クランピング型」と「スイッチング型」の二種類があります。
- クランピング型‐電圧を一定に保つ電圧制御形SPDには、バリスタやツェナーダイオード、アバランシェブレークダウンダイオードなどがあります。
- スイッチング型‐電圧を大幅に低下させる電圧スイッチング形SPDには、ガス入り放電管、サイリスタ形サージ防護素子などがあります。