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    サーミスタ

    サーミスタとは?

    サーミスタは、温度の変化に応じて抵抗値が変化する受動部品です。主に金属酸化物を原料とし、高温で焼結して得られるセラミック半導体であり、異なる材料によって異なる特性を持つことができます。サーミスタは小型でありながら衝撃や振動に強く、温度に対する感度が高いため、自動車や家電製品、計測器、医療機器など、さまざまな装置の温度測定や電流制限制御回路に使用されます。

    サーミスタの種類

    サーミスタには2つのタイプがあり、いずれも温度係数に基づいています。

    • NTC(負の温度係数)サーミスタ:温度が上昇すると抵抗値が減少します。NTCサーミスタは最も一般的なタイプであり、微小な温度変化でも抵抗値が変化するため、高精度な温度計測が可能です。産業用途から家電製品まで幅広く使用されています。
    • PTC(正の温度係数)サーミスタ:温度が上昇すると抵抗値が増加します。PTCサーミスタはポリマー系とセラミック系の2つに大別されます。過電流保護などの用途で使用されます。

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