ポテンショメータ・可変抵抗器とは?
可変抵抗器 (ポテンショメータ)とは固定値ではなく、抵抗値を変更することができる受動部品です。可変抵抗は抵抗体と摺動子またはワイパーと呼ばれる部分(可動接点)から構成されています。オーディオ機器のボリューム調整に用いられていたことからボリュームとも呼ばれています。これらは半固定抵抗器とは異なります。
ポテンショメータ・可変抵抗器の原理
可変抵抗器は基本的に抵抗体とその表面を移動する摺動子でできています。摺動子は抵抗体の表面に接触しながら、任意の場所に移動すると、抵抗体の端子と摺動端子間の抵抗体の長さも変化するため、その長さに応じて抵抗値が変化します。
ポテンショメータ・可変抵抗器の種類
可変抵抗は形状によって、ロータリ方式ととスライド方式に分けられます。
- ロータリボリュームは手でつまみを回転させることで抵抗値を変更できる抵抗です。回転動作を抵抗変化に応用することから、オーディオ機器のボリューム調整やラジオの周波数操作などに使用されています。
- スライドボリュームは細長い形状をしており、スライドさせることで抵抗値を変更できる抵抗です。主に放送設備など大型機器のボリューム調整などで使用されています。