空圧式ピストンロッドシリンダは、エンクロージャ内に収められたピストンで構成され、直線的な動作を生成します。 コンパクトサイズで軽量のため、標準シリンダよりもストロークが短く、小さなコンポーネントの位置決め、 クランプ、取り出しに適しています。
単動式空圧ピストンロッドシリンダにはポートが1つあり、そこから圧縮空気が入ってピストンロッドを一方向に押します。 次に、スプリング機構によってロッドが反対方向に引き戻され、 直線的な動きが生成されます。複動式空圧ピストンロッドシリンダでは、 2つの異なるポートを介して空気が出入りします。
空圧ピストンロッドシリンダの用途
空圧ピストンロッドシリンダは、 工場オートメーション、 輸送及び梱包機械など、さまざまな産業環境で使用できます。このコンポーネントはサイズがコンパクトなため、狭いスペースでの使用や、小口径及び中程度の負荷の用途に最適です。
空圧ピストンロッドシリンダの種類
薄形エアシリンダには、主に次の2つのオプションがあります。
- 標準バージョンは、変更の必要なく、アセンブリ及びクランプのためにどのような可動機械部品にも取り付けることができるため、組み合わせの可能性は無限です。
- ピストンロッドバージョンは、伸縮式のピストン及び弾性の空圧クッションによって機械の滑らかな動作を可能にします。