名前が示すように、DC-DCコンバータは、直流(DC)のソースを取り、電圧レベルを変換する電子回路又は電気機械装置です。一部の電子デバイスの動作電圧が異なるため、各デバイスに電圧を別々に供給する必要がある場合に使用されます。
DCをDCに変換する必要があるのはなぜですか?
AC電源では、トランスを通して電圧レベルを変化させられますが、残念ながらDC電源では使えません。電力の変換が必要になるのは、たとえば、24 Vのトラックバッテリーからカーラジオに電力を供給するために12 V に変換する場合などがあります。コンバータを使用して電力を落とし、デバイスに安全な電力にする必要があります。
DC-DCコンバータの種類
さまざまなニーズに合わせて、各種の製品を幅広くご用意しています。DC-DCコンバータには、電力をステップアップするもの、ステップダウンするもの、両方を実行できるものがあります。機器の損傷を防ぐために使用するコンバータの仕様を知っておくことが重要です。DC-DCコンバータには、以下の種類があります。
- 絶縁型DC-DCコンバータ - 出力が入力から絶縁されており、内部トランスで入力を別の出力電圧に変換します。非絶縁型とは異なり、絶縁電圧特性が高く、ノイズや干渉をブロックできます。
- 非絶縁型DC-DCコンバータ - 入力と出力が絶縁されておらず、通常は低めの電圧に使用されます。欠点として高電圧に対する保護があまりない点が挙げられます。
- ポータブル自動車用電源アダプタ -このコンバータは車両のバッテリーから供給されるDC電力を取り、ステップダウンして、DVDプレーヤー、スマートフォンコネクタ、CDプレーヤーなどのパーソナルデバイスで使用できるようにします。
- バックDC-DCコンバータ - その名が示すように、入力電圧に「バック(反抗)」するため、入力より出力が低くなります。
- ブーストDC-DCコンバータ - バックの反対です。電圧出力をステップアップします。
- Cuk - この種のコンバータは、バックブーストコンバータに似ています。最大の違いは名前自体です。Cukという名前は、開発者のスロボダン・チュックにちなんでいます。
- チャージポンプ - このコンバータは、低電力機器で電圧をステップアップ又はステップダウンするために使用されます。
DC-DCコンバータの利点
使用可能な入力電圧を増減させてデバイスを駆動すると、損傷や故障を防ぐことができます。また、電池スペースを減らすこともできます。
内部故障に関しては、入力電圧が出力に伝わらない絶縁型DC-DCコンバータの方が安全です。