RFアンプ・高周波アンプとは?
RFアンプ・高周波アンプは、高周波の電力を増幅します。弱い信号に対して、ゲインやバッファリング、ドライブを加えることもできます。RFアンプは通信テスト、医療診断、音声通信、データ通信など様々な用途に使用されています。
RFアンプの主な特性に、増幅度(ゲイン)、雑音指数(NF)、1dBコンプレッションがあります。
RFアンプの種類
高周波回路のうち送信回路に使われるRFアンプは「パワーアンプ(PA)」と呼ばれます。受信回路に使われるRFアンプは「ローノイズアンプ(LNA)」または「プリアンプ」と呼ばれます。
RFパワーアンプ
パワーアンプは送信側に使われ、高い増幅度を必要とされます。扱う電力が大きいために用途によっては電池駆動のものなどもあり、低消費電力であることが重要視されます。また、入力電力が高い場合や変調度の大きい信号の場合には、アンプ自体が信号を歪ませないために十分な線形性(リニアリティ)が必要です。
プリアンプ
プリアンプは受信側に使われ、信号がフロアノイズに埋もれてしまわないよう、アンプのノイズ(内部の熱雑音など)が小さくなっています。