バススイッチ・デジタルスイッチとは?
バススイッチ(Bus Switch)は、信号を電気的に導通(ON)させたり遮断(OFF)したりするスイッチです。このオン/オフ機能は半導体(MOSFET)を利用しています。単純にスイッチなので駆動能力を増強するバッファー機能はありません。バススイッチはデジタル信号を伝送するために開発されたので、「デジタルスイッチ」とも呼ばれています。
RSは、Texas Instruments、Renesas Electronics、ON Semiconductor、東芝など、国内外一流メーカーのバススイッチを数多く用意しています。
バススイッチ・デジタルスイッチの用途
バススイッチの基本機能は機械スイッチと同じで、デジタル信号用に最適化されたスイッチです。スイッチなので、双方向で動作するため信号の向きを気にする必要はありません。信号のオン/オフ、出力ポートの切替、電源管理などさまざまな用途に使用されています。
バススイッチ・デジタルスイッチの種類
バススイッチには、スイッチ部の構造と電源供給回路の違いにより、N-CHタイプ、P-CH + N-CH タイプとチャージポンプタイプの3種類があります。
- N-CHタイプ - ゲートへ所定の電圧を加え、ドレインとソース間に信号を入力することにより、オン/オフのスイッチングを行います;
- P-CH + N-CH タイプ - P-CHのMOSFETとN-CHのMOSFETのゲートを直結すると共に、互いのドレインを直結して並列接続します;
- チャージポンプタイプ - 出力信号電圧の範囲を改善するためN-CHのMOSFETのみを用いて作られています。