ラッチIC・順序論理回路とは?
ラッチICは、ラッチ回路(latch circuit)を実装したICです。ラッチは順序論理回路とも呼ばれ、1ビット(オンとオフの2状態)のデータを保持することができる電子回路です。ラッチICは、表面実装型やスルーホール型など、さまざまなパッケージで提供されています。
ラッチの種類
ラッチ回路には、主に SRラッチ(セット-リセット)、Dラッチ(データ)、JK ラッチ、Tラッチ (トグル)の4種類があります。通常、SETとRESETの2つの入力と1つの出力を備えています。各種デバイスの主な違いは、入力の数、入力の種類、機能、状態の変更方法です。
最も基礎的なSRラッチ(あるいはRSラッチ)は、S入力がオンになると出力がオンに、R入力がオンになると出力がオフに切り替わり、その後は入力がなくてもその状態が維持されます。
ラッチIC・順序論理回路の用途
ラッチ回路は、さまざまな電気・電子機器や回路で使用されています。一般的な用途には、次のようなものがあります。
- デジタルデータストレージ
- バッファストレージ、データ転送、保持レジスタ
- メモリアドレッシング
RSコンポーネンツでは、高品質のラッチを始め、バッファIC、フリップフロップ、トランスレータなど、様々な用途に対応するロジックICを豊富に取り揃えています。選択する際には、用途に応じて選択してください。