ロジックICとは、デジタル信号を処理して論理演算や記憶を行うIC (集積回路)です。「論理演算」は、「真」と「偽」の2つの値を使う演算です。デジタルICやロジックICなどの半導体回路では「1」と「0」の組み合わせを使って信号の状態を表します。
ロジックICの種類
ロジック回路の基本要素はAND回路、OR回路、NOT回路の3種類の論理ゲートで、その組み合わせで様々な機能の回路が作成できます。
- AND回路(AND ゲート)- 論理積の論理ゲートで、両方の入力が1である場合にのみ1信号になり、それ以外の場合は0を出力します。
- OR回路(OR ゲート)- 論理和の論理ゲートで、入力の一方または両方が1のとき、1を出力し、入力がどちらも0なら0を出力します。
- NOT回路(NOT ゲート)- 論理否定の論理ゲートで、値を反転させて信号を処理します。
- NAND回路(NAND ゲート)- 否定論理積の論理ゲートで、AND回路の出力を反転させます。
- NOR回路(NOR ゲート)- 否定論理和の論理ゲートで、OR回路の出力を反転させます。
- XOR回路(XOR ゲート)- 入力の片方が1で、もう片方は0の時、1を出力します。入力が両方1または両方0のときは、0を出力します。
ロジックICの用途