フライバックコンバータ
フライバックコンバータは、昇圧と降圧のどちらもできるDC-DCコンバータです。スイッチがオンの間にトランスのコアにエネルギーを蓄積し、スイッチがオフの間にこのエネルギーを2次側に伝送することにより、入力電圧を安定化出力電圧に変換します。民生用電子機器や産業用電子機器、通信機器、コンピュータなどの幅広い用途に使われています。
構成
フライバックコンバータは、トランス、スイッチング制御IC、シャントレギュレータとフォトカプラが主な構成部品となります。
動作モード
フライバックコンバータの動作モードは以下の3つがあります。
- 不連続モード
- 臨界モード
- 連続モード
フライバックコンバーターの特長
- 少ない部品点数で構成可能
- 昇圧も降圧も可能
- 絶縁、非絶縁構成が可能
- 広い入力電圧範囲を確保できる
- トランスにより、1次巻線と2次巻線の電圧極性を逆にすることが可能