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    理想ダイオード

    理想ダイオードは、ダイオードORコントローラやパワーパスコントローラとも呼ばれ、一方向にのみ電流を流す特性を持ちながら順方向電圧はほぼゼロにできる半導体部品です。一般的なディスクリート半導体と比較して電圧・電力の損失が極めて低いことが特徴です。


    理想ダイオードの必要性


    ダイオード自体が整流作用があるため、電源回路の中の「整流回路」で用いられています。しかし、ダイオードは「電圧降下」が発生します。これは実際に印加した電圧の一部が、抵抗によって損失しているということを指します。理想ダイオードは、電圧降下が極めて小さいため、上記のダイオードの弱点を補うことができます。また、通常のダイオードに比べて小型・軽量化が容易なため、最近ではよく使われるようになりました。


    理想ダイオードの用途


    理想ダイオードはMOSFETで構成され、主な役割はスイッチング制御です。回路に過剰な電圧が流れるのを防ぐ、「保護」の役割も果たせます。逆方向に電流が流れることも阻止できるので、逆流防止措置としても有効です。加えて理想ダイオードの特性から低損失・低消費電力を望むことができ、エネルギー効率の高い回路の実現にも役立ちます。理想ダイオードは電源回路の保護として、自動車や携帯電話のバッテリー、増幅器などでスイッチング回路として高性能素子として使われています。また、冗長電源回路等でも用いられています。

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