力率改善ICは、力率の低いデバイスを使用している電子回路の効率を向上させるためのデバイスです。
力率は、入力電力の効率を表す値で電圧と電流の位相差から求められます。力率の値が約0.8を下回ると、負荷からより多くの電流が流れます。力率改善(PFC)は、力率を1に近づけるための電気回路の調整です。力率が1に近づけると、回路内の電力がほとんど有効電力になります。これにより、電力の損失も減少します。
力率改善は通常、回路に電気モータのような誘導性コンポーネントがある場合、負荷回路にコンデンサを追加することによって行われます。
力率改善ICを使用すると、消費電力の削減や、無効電力の削減などを実現されるため、以下のような用途によく使われています。