CPLDは、Complex Programmable Logic Devices (複合プログラム可能ロジックデバイス)の略です。CPLDは、複雑な組み合わせ回路やシーケンシャル回路の実装に使用されます。ロジックアレイブロック、 プログラマブルインターコネクト、I/Oブロックで構成されています。RSでは、Microchip、 Xilinx、 Lattice Semiconductor、Alteraなど、主要ブランドの高品質の半導体デバイス製品を取り揃えています。
ロジックアレイブロック
ロジックアレイブロックは、マクロセル、 内側 / 非内側メトリック、 順序回路をできるようにするフリップフロップICサポートで構成されています。
プログラマブルインターコネクト
プログラマブルインターコネクトは、ロジックアレイブロック間で信号を分散させるために使用されます。
I/Oブロック
I/Oブロックは、入力ピン、 出力ピン又はその両方としてプログラム可能なピンです。
CPLDの特長と利点
- 不揮発性構成メモリ。
- CPLDは、ROMが不要なため、起動時にすぐに動作可能です。
- 多数のゲート (一般に数千から数万)が利用可能です。
- オンチップ不揮発性メモリ。
- 低電力要件。
- 取り扱いが簡単。
CPLDの用途
- 高性能が求められる重要な用途。
- ブートローダーの機能を実行するデジタル設計。
- 不揮発性メモリからのフィールドプログラマブルゲートアレイの設定データのロード。
- アドレスデコーディングなどの小型設計用途。
- コストを重視した、 バッテリ駆動のポータブル機器。
FPGAとCPLDの違い
FPGAは、Field Programmable Gate Array (フィールドプログラマブルゲートアレイ)の略です。FPGAは、集積回路(IC)と呼ばれる小型の半導体素子です。FPGAは、1つの基本ロジックセルから構築され、 何百回も複製されます。FPGAは、レーダーシステム、 軍用ハードウェア、 医療機器及び通信機器に搭載されています。
CPLDの用途
CPLDは、高性能な制御用途、 及びブートローダー機能を実行するデジタル設計に最適です。当社では、携帯電話、タブレットなどのポータブル機器や小型のアドレスデコード設計の用途向けに、コスト効果の高いCPLDを取り揃えています。