スライドスイッチ

スライドスイッチは、機械式のスライダをスライドさせてオン/オフを切り替える操作用スイッチです。配線を手動で接続/切断することなく、回路内の電流を制御することができます。

スライドスイッチの動作は押しボタンスイッチと非常によく似ていますが、より明確な触感が得られる形状をしており、操作時にオン/オフをより確実に区別することができます。また、ユーザーはスイッチがどの状態で動作しているかを視覚的に把握することができ、スイッチ機構の制御が一貫して維持されているかも確認できるメリットもあります。

スライドスイッチの仕組み

スライドスイッチの内部には端子があり、ここが接点となって回路と接続されています。スイッチのつまみの下には金属の可動切片があり、可動切片が端子と接触することで回路が接続されます。スイッチのつまみを切り替えることで可動切片が端子を切り替えます。スライドスイッチは主にオン/オフの切り替えに使用されるため、ノンショーティングタイプが一般的です。

スライドスイッチの用途

スライドスイッチは特に小規模な回路内の電流の流れを制御するために最適であり、バッテリ駆動の小型電気機器の主電源スイッチとして広く普及しています。一般の家庭では、ドライヤーや扇風機、マイク、電気玩具、懐中電灯などの照明器具の電源として多く使用されています。