モータ始動器は、電磁開閉器の一種で、モーターの停止状態から定常運転まで速度を上昇させる過程に用いる付属装置です。「電動機始動装置」とも呼ばれています。
モーターを始動させる場合、小型モータ-であれば定格電圧を直接印加することにより始動できます。この時、定格速度まで上昇している間は加速のためのエネルギーが必要であり、電流値が定格電流よりも大きくなります。この電流を「始動電流」と呼びます。中・大型モーターの場合、始動電流が大きすぎるので始動器により電流を抑制します。
モータ始動器は始動方式によって、さまざまな種類があります。
始動方式による種類のほか、コイルの定格電圧やモーターの容量、長さや幅などの寸法が物によって異なるため、使用対象に合わせて選択する必要があります。<