フェルール端子

フェルール端子・棒端子とは？

フェルール端子（棒端子）は、絶縁スリーブが付いた小型の棒状の圧着端子です。主に電線のバラツキを防止し、電線を差し込み型の器具に接続するために使用されます。フェルール端子は、端子台側で導通金具とバネによって固定されますが、ねじを締めたり緩めたりする必要はありません。複数の電線をフェルール端子によってまとめることで、取り扱いが容易になり、狭い場所での作業にも適しています。主な材料としては銅が使用され、錫メッキが施されています。

フェルール端子・棒端子付き電線の加工方法

通常、フェルール端子に電線を取り付けるには圧着工具が使用されます。以下の手順で取り付けを行います。

• **圧着部分の露出 **- ワイヤーストリッパーを使用して、電線の被覆を剥きます。
• **端子の取り付け **- 電線のサイズに合わせて適切なサイズのフェルール端子を選びます。端子をねじり込んで締め付け、しっかりと差し込みます。芯線部分が端子の中に隠れるようにします。
• **圧着工具で圧縮 **- 圧着工具（電工ペンチなど）を使用して、端子を圧着します。この工程で加工が完成します。