基板スペーサは、基板(プリント回路基板)上のコンポーネント間のスペースを確保し、コンポーネントを正しい位置に保って最適な動作を実現するように設計されている小さな金属又はプラスチック製の部品です。基板スペーサは、ねじ式のものとねじなしのものがあり、スタンドオフに似ています。 ナイロン製及びプラスチック製のスペーサは、電気絶縁性に優れ、 耐薬品性及び低吸湿性があり、軽量です。金属製スペーサは 通常、黄銅、 スチール又はステンレススチール製で、 強度が高く、耐衝撃性があり、回路内で導電性を維持します。
基板スペーサの用途
スペーサはさまざまな用途や産業に不可欠な部品です。たとえば、自動車、 航空、電子機器などの産業で使用されています。 また、基板でもよく使用されています。
スペーサの種類
- 丸型スペーサ(別名クリアランススペーサ)が標準的な形状と見なされていますが、 六角スペーサもあります。
- 六角スペーサは、回路基板上の2つのコンポーネントを互いに離したり、一方のコンポーネントを他方の上に固定したりするのに使用します。電子機器や基板で一般的に使用され、2つの電気部品の接触を防止することで、 短絡を防止します。 形状は六角形で、 たいていは、大型のボルトや止めねじとともに使用します。
- 六角ねじスペーサは、基板やその他のコンポーネントをシャーシに取り付けて、 熱又は電気的に絶縁したり、スイッチやセンサの高さを正確に決めたりする場合に使用します。六角ねじスペーサには、オス / メス、 オス / オス、及びメス / メスのタイプがあり、各種用途に対応するさまざまな本体長の製品が揃っています。また、黄銅、 アルミ、 ステンレススチール、ナイロンなど、さまざまな素材が使用されています。
- スタッドカバーは、溶接スタッド又はインサートスタッドに押し込んで基板とシャーシを絶縁する保護カバーです。通常はナイロンなどの非導電性素材で作られています。 耐腐食性があり、 軽量で絶縁性に優れています。
- 自己保持スペーサは丸型又は六角スペーサに似ていますが、内径が特殊で、ねじの外側シャンクをグリップするようになっています。スナップイン取り付け機構があり、ねじが取り外されても必要なスペースを確保します。
- 拡張グロメットは、パネルやコンポーネントを確実に取り付けたり、間隔を空けたりするために、多くの業界で使用されています。家電製品、 自動車、電気回路基板などに使用されています。