軸流ファンとは、フレームの中央部に羽根が取り付けられていて、羽根正面から風を吸い込み、後方へ吐き出すファンです。「プロペラファン」、「軸流送風機」と呼ぶこともあります。軸流ファンは大量の空気を効果的かつ効率的に動かせることができるので、小スペースの冷却でも大スペースの冷却でも使用できます。
軸流ファンが吸い込んだ風をそのまま後方へ吐き出すことに対し、遠心ファンは吸い込んだ風を直角方向へ吐き出します。通常、軸流ファンは遠心ファンより少ない電力で動作します。また、軸流ファンと遠心ファンはどちらも可聴ノイズと電磁ノイズを発生しますが、軸流ファンは遠心ファンよりノイズが小さい傾向があります。
AC駆動型軸流ファンは通常100V以上の定格で、ライン電流を使用しています。DC駆動型軸流ファンの電圧は、これより低く、3V、5V、12V、24V、48V dcなどがあります。
軸流ファンは高風量・高静圧・低騒音の特徴から、送風・換気・局所冷却など様々な場面で使用されています。具体的には、ACコンデンサ内、HVACシステム内、熱交換ユニット、又は産業システムのスポット冷却などに使用できます。
軸流ファンのカテゴリを見ている人は以下のキーワードでも検索しています。