アルミ電解コンデンサとは?
アルミ電解コンデンサとは、アルミニウムの酸化皮膜を誘電体として用いたコンデンサです。
アルミ電解コンデンサの構造
アルミ電解コンデンサの陽極、陰極には薄いアルミニウム箔、誘電体に酸化アルミニウムが使われます。この酸化膜は耐圧が高く実質的な厚みを極めて薄くできるうえ、箔表面をエッチングすることにより実効面積を見かけ上の面積から数十~数百倍にすることが可能です。これにより、大きな静電容量を実現することができます。酸化皮膜には整流性があるため、アルミ電解コンデンサは電極にプラス・マイナスがある有極性/両極性コンデンサとなります。
アルミ電解コンデンサの種類
通常、アルミ電解コンデンサはサイズや取付け方法によってチップ型、リード線(ラジアルリード、アキシャルリード)型、表面実装(SMD)型、ネジ端子型などに分類されます。
アルミ電解コンデンサの用途
他のコンデンサより小型で容量が大きく、比較的容易に入手できます。電源の平滑用、電源ラインのバイパスやデカップリング用、低周波のカップリング(DCカット)用などとして、電子・電気用途で一般的に使用されています。
アルミ電解コンデンサのメーカー
RSでは、RS PROをはじめ、パナソニック、ニチコン、日本ケミコンなど一流メーカのアルミ電解コンデンサ製品を豊富に取り揃えています。
アルミ電解コンデンサに関する詳しい情報はアルミ電解コンデンサガイドをご覧ください。