ポリマーコンデンサとは、陰極や電解質に導電性高分子(ポリマー)を用いたコンデンサです。このコンデンサは、優れた導電性、安定な温度特性、高い安全性という、ポリマー材質特有の特性を組み合わせて、大きな静電容量、低いESR (等価直列抵抗)、高いリップル電流性能、長寿命を実現しています。
種類
ポリマーコンデンサは、タンタルポリマーコンデンサとアルミポリマーコンデンサに分類されます。
タンタルポリマーコンデンサは、陽極にタンタル金属、陰極に導電性高分子を用いています。小型で容量が大きいという特長があり、アルミポリマーコンデンサに比べて、容量のばらつきが少なくなっています。
アルミポリマーコンデンサは、陽極にアルミニウム箔、陰極に導電性高分子を用いています。低ESR、低ESL、長寿命、小型、低背、高い安定性などの特長を持っています。
アルミ電解コンデンサの詳細については、アルミ電解コンデンサの基礎知識を参照してください。
用途
ポリマーコンデンサは、以下のような様々な用途に使用されています。