表面実装抵抗とは?
表面実装抵抗器は、プリント回路基板の表面に取り付けるように設計されたチップ型の抵抗器です。通常はSMD抵抗器、チップ抵抗器と呼ばれることもあります。
電子回路に組み込むことによって、電子回路に流れる電流を制限したり、電圧を調整することで電子回路が正常に動作させたりすることができます。機能的には一般的な抵抗器と同じですが、電力損失が少なく、多くの場合、浮遊インダクタンスとキャパシタンスが低くなっています。
表面実装抵抗の種類
抵抗体の種類によって、厚膜型、薄膜型、金属板型があります
- 厚膜型 ‐ 最も汎用性が高く、定数やサイズなどは多くのバリエーションがあります。
- 薄膜型 ‐ アナログ回路などの高いか精度が要求される回路で使用されます。また、電流ノイズが少ないので、小信号のセンシング用途にも最適です。
- 金属板型 ‐ 低抵抗に特化した抵抗器で、電力損失を最小限に抑えることが可能です。過電流検出や電流管理のために使用されています。
表面実装抵抗の用途
表面実装型抵抗器は、小型で信頼性が高いため、大量に普及しており、多くの電子機器で使用されています。通信機器、自動車、マルチメーターなどの計測機器、医療機器だけでなく、個人用デバイスやディスプレイ、先端技術研究機器などにも幅広く使用されています。