I/OエキスパンダはI2CバスやSPI等のインターフェースでマイクロコントローラから制御される半導体デバイス、マイクロコントローラとの組み合わせによってシステムの拡張性を広げることが可能となります。通常、マイクロコントローラの周辺ICとして使用されます。
一般的にマイクロコントローラのピン端子として用意されているI/Oポートの数は限られています。エキスパンダはその1つのポートに接続して、その他のデバイスに対し複数の接続ポートを提供します。これによりデバイスを複数、同時に使用できます。USBポートやイーサネットポートなどによく利用されています。
I/Oエキスパンダには、主に内部エキスパンダと外部エキスパンダの2種類があります。
‐ コンピュータ内部(通常は、マザーボード)に接続されていて、ユーザーは拡張プレートが見えるようになっています。ここに複数のデバイスを接続するポートが収納されています。
‐ 外部エキスパンダを既存のポートに接続すると、複数の接続を利用できるようになります。スプリッタと呼ばれることもあります。