バッファとは、駆動能力を上げて接続できる信号線を増やすことや、波形整形を行うロジックICです。バッファ自体は論理演算を行いません。バッファ回路には、反転と非反転のタイプがあります。
電気回路や電子回路、論理回路など、それぞれの回路には電気抵抗が存在します。回路が複雑になり長くなるほど、流れる電気の電圧は下がり、信号強度も悪化します。電圧や信号強度を補正する機能があるバッファ回路を流れた電気は、電圧と信号強度が補正され、あらためてその後の回路を流れていくことができます。そのため、電気回路において、バッファ回路は欠かすことができません。
バッファの一種である双方向バスバッファは、トランシーバーとも呼ばれ、一つの入出力端子でデータの送信と受信を行うことができます。信号を通す方向を制御信号(DIR)で切り替えることができるため、双方向にデータが通過するバスラインに使用されます。
バッファICには、次のような用途で使われています。